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【ありがとう(看護婦編)】 今日も明日もありがとう


 かつて民放ドラマ史上最高の視聴率56.3%(第2部・看護婦編)をたたき出した、TBSの特大ヒットドラマ「ありがとう」。



 折りしもBS・TBSで再放送中の先日、ワールドカップ「日本VSパラグアイ戦」にTBSの歴代視聴率1位の座を明け渡したそうですが、そんな冠なんぞ無くとも、70年代のホームドラマ史上に燦然と輝く作品であることに変わりは無し。

 ありがとう2部ロゴ   ありがとうの歌   ありがとう撮影シーン
  ありがとう制作秘話(1)       ありがとうの歌         ありがとう制作秘話(2)

 「ありがとう」が最も人気を博していた頃の木曜日といえば、夕方5時からの再放送アニメに続いて、6時から「マジンガーZ」、間を挟んで7時半からは「ケンちゃんシリーズ」、そして8時からはこの「ありがとう」と、御多分にもれずテレビっ子だった私にしてみれば、まさに至福の曜日でありました。

 同枠で同じく人気ドラマだった「肝っ玉かあさん」の平岩弓枝(脚本)&石井ふく子(プロデューサー)コンビの手によるこのシリーズは、水前寺清子&山岡久乃親子で3作、佐良直美&京塚昌子親子で1作の計4作品が存在。

 なんでも4作目の「ありがとう」は、主演キャストが水前寺&山岡コンビでなかったことも影響したのか、視聴率が伸び悩んだんだそうで、シリーズとしてはこの4作目が最後に。

 個人的には京塚昌子と山岡久乃の共演に加え、体型的にもナイスキャスティングな京塚昌子&金田龍之介姉弟にも心惹かれ(笑)、それまでと変わることなく観ていたんだけれど。そういえば、まだふくよかだった頃の研ナオコもパン屋の店員役で出てましたっけ。でも、やっぱり「ありがとう」といえば水前寺清子主演のシリーズ。

 第1部では婦人警官、第2部で看護婦とくれば、コスプレ的に次は当然スチュワーデスのはず(偏見)。が、庶民派路線にこだわったのか、はたまた水前寺チータの猫背なスチュワーデス姿に無理があったのか、結局第3部では魚屋の看板娘という設定。

 ちなみにスチュワーデス編、脚本・橋田壽賀子ならアリだったかも。何かにつけてNYに飛ばすのお好きですし(笑)

 その3作の中で一番視聴率が高かったのが、前述の「看護婦編」だったわけですが、ストーリー自体は特に強烈なキャラが登場するわけでもなく、まさにド予定調和なホームドラマの王道。他と違っていたのは、登場人物が突然、ミュージカルのごとく歌い出すってことぐらいで。

 いや、どこからともなく伴奏まで流れてくる時点で十分素っ頓狂な演出には違いないんだけれど、なぜだか妙に違和感が無かったんですって。しかも本業が歌手の水前寺清子や佐良直美だけでなく、大空眞弓や沢田雅美、小鹿ミキ、長山藍子まで歌い出だす歌劇っぷり。

 歌といえばこのドラマ、役者の心理状態のみならず、設定場面までが目に浮かぶBGMの数々、そしてそのシンクロっぷりも本当に見事でした。CD化されないものか「ドラマありがとう~サウンドトラック」、絶対買うのに。

 「蒸気機関車の音」や「大江戸捜査網・サウンドトラック」やら、たまに思いもよらぬレアアイテムを繰り出してくるOMF様ならいつかきっとやってくれるはず。気長に期待してます。

 それにつけても登場する女性達、言葉遣いの何とまあ美しいこと。勿論、ドラマの場面にもよれば、各々の役柄上、全員が全員綺麗な言葉遣いというわけじゃないんだけれど、少なくともそういったシ-ンにおいて「セリフで言わされてる」という不自然さは皆無。

 心底不愉快なレギュラーキャラも登場しないから、見終わった後に不快感が残ることもないし。そりゃ当時だって根性の悪い人間はいくらでもいたはずだし、所詮は絵空事の世界に変りはないのだけれど、そんな身も蓋もない言葉で切り捨てたくはない、「見心地のいい人間模様」がこのドラマの中にはありました。

 そう、何もかもが今や平成の迷走ドラマとして名高い「渡る世間は鬼ばかり」と対極。もっとも、基本「嫁姑の確執モノ」大好きな私(笑)、こちらもスタート当初は嬉々として観てたんですけどね。ただ、あまりにも見心地悪過ぎる人間模様に途中でギブアップ。

 パートⅠの最終回が、そりの合わなかった姑同士も打ち解けて和気藹々、一緒にホームパーティー開いて大団円で終了だったことを憶えてる人は果たしてどれくらいいることやら。そこで終わっていれば、もしくはパートⅢあたりで打ち切っていれば、ギリギリ平成の名ドラマと呼ばれたかもしれないものを。

 そもそも橋田ドラマの醍醐味といえば、お約束のごとく理不尽なキャラが存在して、最後はその相手が改心&和解。奇しくも「ありがとう」と言わせる展開ではなかったか。

 にもかかわらず、改心したはずの人間が次のシリーズで何故だか元の理不尽キャラに戻ってたり、新たな理不尽キャラが登場したりと、TBSが無理に続けさせてるって噂が本当なら、「おしん」を始め数々の名作を世に送り出した橋田先生、本当にお気の毒。もうドラマというより、時代錯誤な言い回しや、陳腐なストーリー展開にツッコミ入れて楽しむコンテンツとしか思えないんだもの。 

 「橋田先生のセリフは(トチっても)絶対に言い繕いがきかないんですっ」と、事あるごとに鼻高々なアピールの泉ピン子は別として、レギュラー陣の中にはいい加減辞めたい人も実は結構いるんじゃなかろうかと。

 渡鬼の長台詞、他の出演者が語れば苦労話。ピン子が語れば自慢話

 山岡久乃や藤岡琢也が、このドラマの役柄のイメージで旅立ったというか、旅立たされたのも私的にはちょっとなんだかなあと。せめて赤木春恵ぐらいは、同じ「キミ」でも幸楽のキミじゃなく桜中学のキミ塚校長として、野村昭子もタキさんとしてではなく大沢家政婦紹介所の所長としてですね・・・あ、いや、すいません先走りました、お二人ともまだご健在です(汗)

 あと沢田雅美、かなり昔の話だけれど、「ありがとう」に出ていた頃だったか、一般紙の三面記事の片隅に載ったことがあります。勿論いけないことをして載ったわけではなく、「沢田雅美さん迷子を保護。役柄そのままに子供をあやして云々・・・」という写真入りの美談記事。

 そんな彼女も今や身勝手で意地の悪い小姑キャラが定着。でもねえ、昔のキャラクターに馴染んでいただけに、けして美人じゃないけれど、優しくて気立てのよかった近所のお姉ちゃんが、久々に再会したらド痛~いオバちゃんに変貌しちゃってたみたいな感じで、正直心の中は少々複雑。いや、役者としては本望でしょうが。

 話を「ありがとう」に戻すと、このシリーズ、1部から3部まではスカパーでも度々再放送されながら、なぜか未だにDVD化はなされないまま。掛け値なしの人気ドラマだっただけに、それなりの需要は絶対に見込めるはず。権利絡みの問題なのか、それともDVDで売るよりスカパーで契約継続させた方が実入りがいいからなのか、その辺どうなのよTBS。

 ふと思うんですけども、劇中の大人然とした母親や、やかましいけれどキッチリ筋の通った小言に、今の10代や20代あたりはどんな感想を持つんだろうと。世代ギャップは承知の上で興味がありますねえ。

 親が子を、子が親を虐待という、それこそ耳を塞ぎたくなるような報道が絶えない昨今、「マジウザいんだけど、なんかよくね?(←かなり無理してみたw)」、なんて感じる若者が意外と多いことを願いつつ。

 ちなみに京塚昌子(存命なら「渡鬼」にも出てたはず)の晩年、闘病中の病室でずっと流されていたのが「肝っ玉かあさん」や「ありがとう」のビデオだったんだとか。かつてご本人が主演したドラマってこともあったんでしょうけど、もしかしたら何がしかの癒し効果もあったのかも。

 もし「もう長くない」なんて言われたら同じことやりそう・・・。その時になって手違いで「渡鬼」のOP流された挙句、「渡る三途の川の先も鬼ばかり」とか、そんなベタな終焉を迎えることのないよう、今の内からDVDに「プレ臨終用」と書いて準備しておくことにします。                                                   
                       

                                                (文中・敬称略)
                     「ありがとうの歌」オリカラ収録                              
                    

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 *ありがとう(カレー屋編) ♪ ありがとうって言うから
 *ありがとう(魚屋編) すずかけの街の人々
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へえー

スカパーで再放送してたんですね。DVD化されてたら買うかもしれないです。
DSワカゾーさん、文の運びが軽やかで新鮮、わたしより10才くらい下なのかな、感心しました。

ありがとうございました

良い動画、ありがとうございました。ちりぬるおわか、なにぬねの♪泣かされました。

e-423畑のかえるさん

いらっしゃいまし。

先程、成人式を終えて帰宅しました(笑)

DVD化、されないのが不思議ですよねえ。スカパーでの再放送はかなり以前からされてますけど、私も何だかんだでタイミングを逃し、第3部の魚屋編は未だ未コンプ状態のままです。

何にも無い部屋でポツンと母娘二人きり、「ちりぬるおわか」の歌唱シーン、いいですよね。2011年を表す漢字は「絆」だったそうですけど、まさしく母と娘が、葛藤を含む親子の歴史を経て得た「太い絆」が見てとれるような・・・ガラにもなくそんな印象を受けます。

この2人の「親子」としての共演、過去の作品以外ではもう観ることが叶わないのが残念ですね。

成人式?

はっはっは(^o^)
「さきほど、成人式から帰ってきました」ってギャグ、今日、職場で使わせてもらいます。
お気に入りに入れました、ときどき、笑いにこさせてもらいますのでよろしく。
                         
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